未来に向かって自信と力を身につけ チャレンジできる子どもへ

MAGAZINEMAGAZINEマガジン

2023年1月度NLA『SDGs』を開催しました

徳谷 暢子

1/15(日)

1月度ネクストリーダーアカデミーを行いました。

テーマは『SDGs』

小学校で役に立つSDGsのキホンのキを学ぼう

世界を持続させるためには自分は何ができるか?に気付く時間 です。

 

今回はSDGsを実践している専門講師、原田直美先生をゲストに迎え、

特に資源に焦点を当てて、SDGsについて子どもたちに学んでいただきました。

 

今回のテーマにおけるキーワードは2つです。

・アース・オーバーシュート・デイ

・持続可能(サステナブル)

 

このままのペースで資源を使い続けると、やがて資源(食物含む)は枯渇し、

私たちは生活できなくなると言われいます。

どうして枯渇すると言われているのでしょうか?

 

例えば1年で地球1個分の資源を使うものと仮定します。

現在の生活ではその資源を1年よりももっと早い段階、

その年の7月や8月の段階で使い切ってしまっているのです。

 

この資源を使い切った日のことを

「アース・オーバーシュート・デイ」と呼んでいます。

上記仮定のもと、計算上で地球1個分の資源を使い切った「アース・オーバーシュート・デイ」は2021年は7月28日でした。

 

つまり今は未来の分の資源を前借りしている状態です。

 

前借りして前借りして、やがて本当に資源が無くなってしまう、

本当のアース・オーバーシュート・デイが来てしまったら・・・

 

どうなりますか?

 

来ないようにする、できるだけ生活を続けていく、

言い換えれば、必要な資源を残しながら生活し続けていく、

すなわち、持続可能(サステナブル)な世界にするためにはどうしますか?

 

ということを感覚的に学び考えていただくため、「Get The Point」という

ボードゲームを使いました。

使用する資源には、回復する資源と回復しない資源があります。

回復する資源は使っても次のターンには決められた量回復しますが、ポイントは高くありません。

回復しない資源は1度使うと戻りませんが、1回でゲットできるポイントが高くなっています。

さあ、ポイントをたくさんゲットするには?

 

ゲームは2回行いました。

1回目はそれぞれのテーブルで個人戦、資源をすべて使い切ったらゲーム終了。

2回目は、まず1回目で資源を使い切った状態のボードを見ながら、

先述の「資源が無くなるってどういうこと?」を問いかけます。

そのあとゲームをスタートしました。

今度はルールも少し変更です。

テーブル対抗のチーム戦で、10ターン終わったらゲーム終了。

ただし、11ターン目もゲームをできる状態で終わらなければ失格。

途中で資源が無くなってしまっても失格。得点は0点になります。

 

上記ルールのもとゲームを行うと、子どもたちはどうなると思いますか?

 

1回目では、10ターンも回ることなくゲーム終了となりました。

しかも、他の子に高ポイントを取られないように、自分のターンで最後の資源を使おうともしていました。

 

それが2回目。

すべてのテーブルが11ターン目もゲームができる状態(資源がある状態)で10ターンを終えました。

そして、自ずとチーム内で「次どれ作ったらいいのかな?」「それ使うと資源無くなるよ!」と

声を掛け合い、作戦を練りながらやっていました。

 

さらに、「資源が無くならない

ようにするには、、、」「11回目も続かないといけないから、、、」

と、無意識に声に出しながらゲームをしていました。

中には「それじゃ地球無くなっちゃうよ!!」と言いながらの子も!

 

そうです、資源を残そうと思うと、みんなで協力しないといけない。

みんなの中で個々の目標から共通のものへ目標が変化しました。

共通の目標に向かって、1回目と2回目では行動(ゲームのやり方)も変化しました。

 

地球の存続(持続可能な生活)のためには、自分だけではなくみんなで協力することが必要不可欠。

ゲームを通して感覚的に、講義で「現実でいうと」を結び付けて子どもたちに学んでいただきました。

 

今回は特別回ということで、ご希望の保護者さまは最初から最後までご見学可能でしたが、

子どもたちの様子を見られて、きっと学んでいることを実感いただけているのではないでしょうか。

 

中には難しい言葉があったり、はじめは「全然わかんない」と言っていた子も、

講義の中で、ゲームの中で、初めて聞いた言葉の意味がわかる部分も多くなっていたり。

うまく言葉にできなくてもその子なりに感じ取っていたり。

 

そして、テーマについてだけではなく、NLAと言えば発表(プレゼンテーション)!

自分の意見や考えを人前で発表する力。初めての子もいれば経験者もいます。

毎回申しますが、経験者はやはりそれぞれ少しずつ成長しています。

 

自分から話すという意味では、前に出て行う発表だけではありません。

協力したり、わからないことがあったとき、自分から話しかけることも大切です。

ゲームや発表の準備を通して、回数を重ねて、そういった部分も自然とできるようになっています。

 

今回も、私たちの予想以上に多くのものを子どもたちは持って帰ってくれました。

 

大人の私たちも、自分で考えること、自分の意見を恥ずかしがらずに言えること、

そして、今回子どもたちがたくさん学んでくれた、持続可能な地球1個分の生活のためにできること、

大切にして日々過ごしていきたいですね。

 

さて、次回のNLAは3月です。※日程は決まり次第お知らせいたします

テーマは万博!

2025年に開催が予定されています大阪・関西万博へ向けて、FLOW NLAでもこちらをテーマに取り上げていきます。

今回メインテーマとしたSDGs、大阪・関西万博でも大きく関係していること、ご存じですか?

今日子どもたちがチーム一丸となって『サステナブル』のために考えてくれたように、

世界中でみんなが『サステナブル』のために様々な取り組みをしています。

これまでの万博の歴史とともに、2025年に向けてワクワクしながら一緒に考えていきましょう!

もちろんプレゼンテーションの力も伸ばしていきましょうね。

 

詳細は決まり次第で随時NLAのページやSNSにてお知らせしてまいりますので、

ぜひチェックしてみてくださいね。

みなさまのご参加、お待ちしております!

 

★FLOW NLA公式ページ

https://flow.or.jp/nla

 

★今回のゲスト講師

株式会社Re-fa 原田直美

椅子・ソファの修理
リユース工具の買取販売
SDGsの推進活動(小中高の工場見学インーターシップの受入れ、修学旅行生の受け入れを通して、今あるものや資源の大切さを伝えています。)

 

 

 

 

 

 

 

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徳谷 暢子

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