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地方の大卒内定率は全国平均より深刻(高知県 大卒内定率48%)

花城 康貴

20110120
文部科学省が出した平成22年12月1日現在の2011年卒の内定率は、大学卒で68.8%。
既にこれは「過去最低水準」と報道され存じの方も沢山いるかと思います。

ただ、この68.8%というのは全国の学生を元に算出されたのがポイントです。

実際、2011年卒で就活をお手伝いさせてもらった学生に話を聞くと
「地元の友達を見ると68%を下回っている」と。

当然、精緻に計測したわけではありませんが、地方は68.8%より下回っているのだと思います。

そんな中、高知労働局が発表した内定率が48%。
68.8%と比較するとかなりの開きがあります。

でも、県外企業、県内企業への就職内定率で見ると

■県外企業への就職を希望する学生の内定率
→45.9%

■県内企業への就職を希望する学生の内定率
→55.8%

県内企業の方が内定率が高いことが分かります。
個人的には、より就職件数が多い、県外企業の方が内定率が高いと思っていたので意外でした。
自分が安直だったのかもしれません。

記事によると

「県内各大学の半数以上の学生が県外出身者で、多くがUターンやIターン就職を希望していることなどが原因と考えられるという。」

■参照元 毎日.JP
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20110119ddlk39020612000c.html

県外出身者が具体的にどれぐらいの割合で地方or都心に就職を求めたかは分かりませんが、それでも45.9%という内定率は全国の内定率と比較すると大きな乖離があるのは否めません。

一方で、県内企業へ就職についても全国内定率と比較すると、こちらもギャップがあるわけで
やはり「地元に固執した就活」はイバラの道だと言えます。

サポートする立場として、就職エリアについて慎重に考えてもらうよう努力したいと思います。

この記事の書いた人

花城 康貴

(FLOW代表)

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